SSブログ

七段花(シチダンカ) [庭の四季]

  GW最後のきょうは雨になりました。きのうは台風並みの強い風が一日中吹いていました。それでも
前半から中日まではいい天気でいたから、皆さん十分に楽しんだことでしょう。



 我が家で今、健気に咲き出したアジサイ「七段花(シチダンカ)」について書きます。

 シーボルトがオランダに帰国してから書いた「日本植物誌」で紹介されたが、日本では誰も実物を
見たこともなく、標本もなかったことから「幻のアジサイ」と呼ばれていたが、昭和34年に六甲山で
発見された。


DSC05750.jpg

  中心部の小さな両性花を、花弁状の萼からなる装飾花が囲見ます。ヤマアジサイ系です。


DSC05850.jpg




DSC_0094.jpg




DSC_0229.jpg




DSC05807.jpg
 
 装飾花が八重咲きなのが特徴。装飾花の萼片が7段になって咲くというのが名前の由来。花色は
上の画のような薄黄緑色から進むに連れて薄紫・藍色と変化する。



 花色が毎日少しずつ変わりますが、同じ色ではないです。一気に下のような色にはなりません。
徐々に色が濃くなります。
DSC05840.jpgDSC05844.jpg
DSC05847.jpgDSC05857.jpg
DSC05842.jpg




DSC_0176.jpg

 両性花が未熟なまま開花しないで落ちてしまうので、その種が出来ず、自然繁殖しにくい。そのため
挿し木による増殖が行われるようになり、その結果、今では公園や植物園でシチダンカが見られる
ようになった。

 わが家にはシチダンカが一株あるが、これは数年前にこども植物園で苗木1本を200円で購入した
もので、枯れずに花を楽しませてもらっています。

  さあ、アジサイの季節が始まります。

 本日はこれにて。

nice!(49)  コメント(21) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。