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5月20日  円覚寺に詣でる。 [神社仏閣]

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5月20日、9:00 円覚寺です。
SSブログで「takenokoフォト散歩」を書いておられたtakenokoさんに会いに来ました。
takenokoさんは月に一度は円覚寺に詣出ておられましたが、朝が早いんですね。
拝観時間の8:00前に到着するのが常だったようです。
今は9:00です、ゆっくりと回りましょう。

みなさんご存知のように、takenonoさん(長いんでここからは彼と)は、昨年7月5日に
亡くなりました。

一昨年、入院する間合いがだんだん短くなり入院回数も多くなりました。そして昨年5月がブログの
アップのお仕舞だったと思います。7月にご家族の方がブログにアップされ、それにより亡くなったことを
知ったのですが、体調がそれほど悪くなっているとは思いませんでした。
しかし、ブログで振り返ると、一昨年の12月には円覚寺境内を散策するのもままならない
体調だったようです。

彼の死を知って、なにか手を合わせることは出来ないものかと考えました。ブログ上の付き合い
だけですから、ご自宅もお寺さんもわかりません。
そんなこんな考えているとき、彼は月イチは円覚寺に詣出ていた、そこにわたしが行って
一緒に境内を歩くのもいいのではないかと都合の良いことを考えました。しかし、昨年は
コロナ禍で外出がママなりませんでした。今年は少し状況が良くなってきたようなので
梅雨の前に円覚寺に詣でようと考えたのでした。

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山門をくぐり仏殿に向かいます。
仏殿は円覚寺の御本尊が祀られている建物。

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靴を脱いで堂内に入ると、前田青邨画伯監修のもと、守屋多々志画伯によって
描かれた「白龍図」の下で
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円覚寺の御本尊、冠を被っておられるので宝冠釈迦如来と呼ばれる仏様に
彼は何を語りかけたのだろう。座布団の置かれた長椅子に座し、
しばらくはこのお顔に見入ったことだろう。

お顔をよく見たかったので全体像を写さずお顔を大きく写した。

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境内の一番奥、黄梅院の門と奥に黄梅院の本堂。

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門の下、階段を降りたところに坂村真民の詩が掲示されています。これは毎月
替えられるのかな。彼は円覚寺に詣でるたびにこの掲示板の前に立ち、写真を写して
ブログにアップしていました。きっと心の中には様々な思いがあったのでしょう。

彼は坂村真民に心酔していました。わたしも好きになり「詩集 念ずれば花ひらく」という
175ページの小さな詩集を持っていますが、彼は1冊が約千ページの詩集を8冊読破したのです。
ただただ頭が下がります。

彼が惚れ込んだ坂村真民とはどういう人か、円覚寺・黄梅院との関係に付いては
後日書くかもしれません・
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黄梅院本堂。
夢窓疎石の塔所(高僧の墓=時宗公夫人覚山尼が時宗公の菩提のために建立した
華厳塔の地に足利氏が夢窓国師の塔所として建立した」)。ご本尊は千手観音菩薩。
黄梅院は足利との関係が強い。

彼は季節ごとに境内に咲く花にも目を向けていました。
今は以下の花を、見ていることでしょう。献花のつもりで並べます。
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黄梅院の庭に咲いていた石斛(セッコク)。

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境内のあちこちの石垣にユキノシタがたくさん花を咲かせていました。


takenokoさん、きょうはお陰様でゆっくり(約1時間半)境内を見て回ることが出来ました。
また来ますよ。

このように 生まれてきて
このように 生かされて
いま 生きている
これこそ 仏心
如来 無量のいのち
ありがたく 手をあわす


*追記 20:05に突然PCのモニターが真っ黒になりました。
takenokoさんが遊びに来たのかな。

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