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虫 塚(1) ・ 建長寺 [神社仏閣]

4月1日、鎌倉に花見に行ったことは前回書きました。
どこに行ったか、北鎌倉の浄智寺と建長寺それに帰りがけに八幡様に寄りました。

今回の花見は一週間時期が遅れたため、半分以上諦めていました。浄智寺はもしかしたらまだ
残っているかと期待したのですが、ほとんど散っていました。
建長寺も残っていないだろうと期待しないでお参りしたら、たくさん残っていて満足満足。

建長寺をお参りしたのは実はさくら以上に期待したものがあったのです。みなさんは多分
ご存知で見ていると思うのですが、それは解剖学者、養老孟司さんが建立した「虫塚」を
見たかったのです。


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総門を入って「半僧坊」に至る途中にあります。ここから左に切れ込むと

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「虫塚」の碑が見えます。手前にこれはカブトムシでしょうか。

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碑の背面には次のように彫られています(見えにくいと思いますので下に書きます)

近代文明はおびただしい数の虫を殺して
きました。それはいまでも続いています。
それに気付いている、ということを銘記し
ようと、虫塚を建立しました。       
塚にしたのは、すべて言葉にすることは
できないからです。             
             養老孟司
             養老朝枝
            隈研吾
                          こう土秀平(変換できません)
平成二十七年六月四日          

       DSC_0893.jpg
碑の近くにこの灯籠があります。中に虫が。明かりが灯ると思います。

DSC_0884.jpg
隈研吾さんが設計された虫籠による「虫塚」です。
上から見ると円形です。

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中央を拡大して見ました。養老先生が長年研究されているゾウムシですね。

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養老先生が長年研究されているゾウムシが塚を二匹で守っています(とわたしは思うのです)。
DSC_0882.jpg


この周りにはいろいろの昆虫(石像)がいます。長くなりますので次回に。


本日はこれにて。

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